和やかでいられる空間でゆっくりお食事を 大阪市西区北堀江の日本料理 和顔(わげん)”手を抜かず、背のびせず”がモットーです

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2012-12-23 04:01

師走の吸物



本日は今月の吸物『白甘鯛の蕪汁』の話をさせていただきます。

脂ののった白甘鯛を出汁で火を通し、その旨味のでた出汁に、蕪をすりおろしたもを入れます。
その中にわさびを溶き、香りをつけます。少しとろみをつけて、白甘鯛と一緒に小吸椀に盛り込みます。
最後に三つ葉と針海苔をあしらいます。

外で冷えた身体が温まる、ほっとする一品です。

★甘鯛の話★
アマダイの語源は、新鮮な時は、ほのかな甘味があるので、この名がついたとされています。(名に鯛(タイ)と付きますが真鯛とは関係ありません)
甘鯛は、白甘鯛、赤甘鯛、黄甘鯛の三種類があり、見た目の色からきています。
身の質、脂ののり共に、最も美味しいとされているのは「白甘鯛」で、次に赤、黄と続きます。
カルシウムが豊富で、高血圧を予防するカリウム、筋肉の動きを正常に保つマグネシウムも多く含んでいます♪