先日、調理師学校で講義をさせていただきました。
大きな教室で100人ほどの生徒さん達の前で、とても緊張しました。
お米の研ぎ方とお造りを教えながら、これから料理界に入ってくる人達に、心構えや今やるべきこと、学生と社会人の違い、苦しかったこと、楽しかったことなど、インタビュー形式でお話ししました。
いつの間にか緊張もとれ、その場を楽しんでいる自分がいるのが面白かったです。
生徒さん達が、今抱えている悩みがたくさんありました。
現場はどういう所でどんな感じなのか、現場で一番求められるものは何か、など真剣さがひしひしと伝わってきました。私が本気で臨むと、相手から本気は帰ってくるものだと感じました。
講義が終わってからも生徒さん達が並んでたくさんの質問をして帰っていきました。
私にとって始めての経験で、終わってからしばらく興奮が冷めませんでした。
そして、自分は店で美味しいお料理をお客様に提供させていただく以外に、料理界を共に支えていく若い仲間に自分の想いや励ましの言葉を本気で伝えていくという使命があるのかなと感じました。
また機会があれば、このような会に参加させていただきたいと思います。
本当に貴重な素晴らしい体験をさせていただき、ありがとうございました。
★写真は今月の折り紙です。