昨日、修行中にそちらの店にお見えになっていたお客様が当店に御来店されました。
私が2〜3年目だったので22歳ぐらいの頃でしょうか。
その頃は、ホールまわりをしていた毎日でした。
ある日、そのお客様がご家族でお見えになり、私がサービスをさせていただいているとお声をかけてくださり、「子どもが手がかからなくなった頃には、あなたは調理場に入って料理をしている頃だから、その時には主人と二人でカウンターに行きたいです。」とおっしゃっていただきました。しんどいとばかり思っていたその頃の私は、その時の言葉を励みに、その後も仕事を頑張れました。
独立してからも、ふとその事を思い出す日もありました。
そして、そのお客様が別のお客様を通じて昨日ご家族でお見えになった時、今までの事がフラッシュバックし、懐かしさと嬉しさで思わず涙が出そうになりました。頑張り続けてよかったと心から思いました。
お客様も懐かしいと喜んでおられました。
これからもこの日を胸に刻み、励みたいと思います。
☆写真は女将が折り紙で作った七夕のディスプレイです。彦星と織姫の間に天の川に橋を架けるカササギがいます。